少し期間が空いてしまいましたが、先日マンション管理士と管理業務主任者の試験を受けてきました。
その感想と自己採点結果を。
マンション管理士とは
マンション管理士とは、区分建物(いわゆる分譲マンション)の管理組合の管理者や区分所有者等に、マンション管理士の名称を用いて、適切な助言、指導、援助等のコンサルティング業務を行う国家資格です。
試験合格率は概ね7%〜9%の4肢択一の試験で、今年は11月25日に行われました。
試験は基準点以上を取れば合格という相対評価の試験です。
例年の基準点は50問中34問〜38問です。
試験結果
大手予備校の解答速報に基づいた私の自己採点結果は
50問中41問
でした。
例年の基準点通りであれば合格ラインは突破しているでしょう。
感想としては、区分所有法は司法書士試験や実務と直結しているため、比較的わかりやすかったのですが、設備関係や建築基準法等の関係法規は覚えるのに苦労しました。そのため、建築基準法等の細かい数字のところは全部暗記できなかったので、割り切ってそれ以外の箇所で点を稼ぐことにしました。
区分所有法は満点でしたが、民法の借地借家法と相殺に関する問を間違えてしまいました。
それ以外は範囲が膨大な設備関係の法令で点を落としました。
勉強時間
試験日が11月25日で、勉強開始したのが10月半ばごろだったかと思います。
自営業パワーで仕事の合間に勉強してました。恐らく200時間位かなと思います。
勉強法
LECのマンション管理士、管理業務主任者の基本書を購入し、民法は四周ほど、設備関係の法令は6周、それ以外は全て7周しました。
過去問は29年度、28年度のものを印刷して一周解きました。これは問われ方やどの位細かい知識を問うてくるかの確認の意味で解きました。
基本書4週目ごろに、購入しといたLECの模試を一回自宅受験しました。
その時の点数が、50問中32問しかとれませんでしたが、あと基本書数周できれば合格できるなと確信できたので、愚直に基本書のみを読み込みました。
管理業務主任者とは
マンション管理業者は、管理組合からマンション管理業務の委託を受けて管理しますが、一定数以上(30管理組合毎に1人以上)の成年者である専任の管理業務主任者をマンション管理業者の事務所ごとに設置しなければなりません。
管理業務主任者は管理組合と管理委託契約を締結する際等に、管理組合の管理者や区分所有者等に所定の重要事項説明等を行う国家資格です。
試験合格率は概ね20%〜24%で、今年は12月2日に試験がありました。
試験はマンション管理士と同様に、基準点以上を取れば合格という相対評価の試験です。
例年の基準点は50問中32問〜38問です。
試験結果
大手予備校の解答速報に基づいた私の自己採点結果は
50問中39問
でした。
こちらも例年の基準点通りであれば合格しているかと思います。
感想としては、民法は簡単でしたが、他はマンション管理士試験と大して難易度が変わらないような印象でした。特に設備関係は、基本書に掲載されていない箇所からかなり出題され、全くわからなかったので適当にマークしたところはほとんど落としました。
勉強時間
マンション管理士の試験勉強の貯金で合格出来ると思ったので、一週間の間設備関係以外の箇所を一周だけして試験に臨みました。
マンション管理士試験後に解いたLECの模試で50問中43問とれたので、私みたいに初受験でマンション管理士と管理業務主任者の同時受験する方は、マンション管理士試験で成績がよかった方は、あまり勉強しなくても合格出来るかと思います。
勉強法
マンション管理士試験の延長で受験したので勉強方法は一緒です。私はほぼ基本書のみで受験しましたが、ある程度素養がある方は過去問だけでも合格出来るでしょう。
まとめ
司法書士業務でも区分所有法の知識は必須ですので、やはり勉強してよかったです。
もっと努力、もっと勉強して常に精進していきます。